SFAは、営業プロセスを効率化し、営業チームのパフォーマンスを最大化させるために不可欠なツールです。近年多くのSFAツールが提供されていますが、価格は幅広く、初期費用や月額費用、カスタマイズ費用など項目もさまざまです。
安価であればお得、高価であれば高性能かつ効果が期待できる、というわけではありません。自社に適したSFAを導入するためには、費用対効果が高い製品の選択が重要です。
本記事では、SFAの費用相場と内訳、選び方のポイントを解説します。人気ツール7選を比較し紹介するので、SFAの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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【関連記事】CRM(顧客管理システム)の導入費用はいくら?タイプ別の相場と内訳を解説
SFAの導入費用の内訳

SFAの導入には、以下3つの費用が発生します。
- 1. 初期費用
- 2. 月額費用
- 3. カスタマイズ費用
最適なツールの導入に向けて、各費用の相場を理解しておきましょう。
1. 初期費用
初期費用は、無料〜数十万円です。初期費用がかからないSFAもある一方で、導入コンサルティングや設定サポートを用意している場合は高額になりがちです。
この場合、具体的な費用は問い合わせが必要なケースが多いので、3社程度から見積もりを取るようにしましょう。
2. 月額費用
月額費用は、1人あたり無料〜2万円です。基本的には利用するユーザー数に応じた月額料金で、たとえば「10ユーザーを含んで34,800円」と定められています。契約するユーザーが増えると、人数に応じて月額料金も上がります。
無料プランを提供するSFAもありますが、機能が限定される場合が大半です。長期的に必要な機能を検討して、費用対効果が高いツールを選択しましょう。
3. カスタマイズ費用
カスタマイズ費用は、数万円~数百万円です。自社のニーズや仕様に応じて、機能の追加や拡張をしたい場合にかかるオプション料金を指します。
<カスタマイズ費用の例>
- ・案件管理:自社に合わせたフェーズに設定
- ・日報管理:不要な項目を削除し、必要な項目を追加
- ・顧客管理:BtoB用に管理すべき項目を整理
料金はカスタマイズの規模によって異なります。詳細はお問い合わせが必要なので、気になるツールがある場合はカスタマイズの内容や費用を相談してみてください。
【価格帯別】SFAの費用相場

SFAの価格は、機能やサービスに応じて大きく異なります。ここからは、価格帯別の費用相場を紹介します。
- 1. 機能を抑えた低価格帯のSFA
- 2. 中程度の機能を備えた中価格帯のSFA
- 3. 高機能で高価格帯のSFA
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
1. 機能を抑えた低価格帯のSFA
特定の機能に絞った代わりに低価格で利用できるSFAです。初期費用は無料が多く、月額費用も無料~1,000円と安めに設定されています。コスト負担を抑えたい小規模企業やスタートアップにおすすめです。
ただ機能が抑えられているので、営業活動の属人化の解消や効率化に大きく期待できるものではありません。複雑な営業プロセスや高度な分析機能を必要とする企業には向いていないでしょう。低価格帯のSFAは「まずはSFAツールを試してみたい」という企業にとって有力な選択肢です。
2. 中程度の機能を備えた中価格帯のSFA
SFAとしての基本機能は備えつつ、価格も比較的抑えたSFAです。3,000円~1万円/月で利用できます。
必要な機能が揃っているので、コスパがよいのが特徴です。営業チームがある程度の規模をもつ企業や、分析機能を活かした効率化や成果向上を求める企業に適しています。
ツールによって特化している機能が異なりますが、カスタマイズの自由度が高い製品が多く、業務に合わせた柔軟な運用が可能です。あらゆるツールを比較して最適なツールを選択しましょう。
『
GENIEE SFA/CRM』は、大手SFAの3分の1の価格で利用できるSFA/CRMです。費用は抑えめですが、大手と同等の機能を有しており、業績向上を実現できるNo.1の営業支援ツールとして多くの企業で導入されています。
資料請求や14日間の無料トライアルにも対応しているので、使い勝手を確かめるためにも、まずはお気軽に詳細を確かめてみてください。
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3. 高機能で高価格帯のSFA
カスタマイズ性が高い大企業向けのSFAです。月額1万円〜2万円と価格は高めですが、高機能かつ自社向けにカスタマイズできるのが魅力です。大規模な営業チームや、データを駆使して高度な営業戦略を実行したい企業にとっては、この価格帯のSFAが最適でしょう。
しかし、うまく使いこなせないと費用対効果が悪くなる可能性が高いです。高価格帯のSFAを導入する際はとくに、導入の目的や解決したい課題などを明確にする必要があります。
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【関連記事】SFA機能一覧|基本機能・便利機能でできることや他ツールとの連携を紹介
SFA導入時の費用以外の選び方

SFAを選ぶ際には、費用以外にも考慮すべき点があります。
- 1. 自社の課題を解決できる機能を備えているか
- 2. 使いやすいデザインか
- 3. サポートが充実しているか
どういったことに着目するべきか見ていきましょう。
1. 自社の課題を解決できる機能を備えているか
SFAを選ぶ際は、自社のニーズや課題を明確にし、それを解決するための機能が備わっているかを確認することが大切です。たとえば、顧客管理や案件管理、予実管理、営業活動の分析など、自社の営業活動に役立つ具体的な機能が利用できるかを確かめましょう。
まずは、なぜSFAを導入する必要があるのかを洗い出します。課題が見えてくると、自社に必要なSFAの機能がわかります。費用対効果を高めるために重要な観点なので、導入の際は必要となる機能を十分に検討しましょう。
SFAに搭載されている機能は以下の記事で解説しています。あわせて参考にしてみてください。
>>SFA機能一覧|基本機能・便利機能でできることや他ツールとの連携を紹介
2. 使いやすいデザインか
SFAがどれだけ高機能で費用が安くても、営業担当者が日常的に使いこなせなければ意味がありません。見にくい画面や操作しにくいツールは、現場で活用されにくいからです。
直感的に操作できるデザインか、必要な情報が見やすく整理されているかなど、使いやすさも重要なポイントです。現場の担当者にとって、入力負担が少ない製品を選びましょう。
無料トライアルを実施しているツールも多いので、実際に使用して使い勝手を確認することをおすすめします。
3. サポートが充実しているか
導入時や導入後の支援は、社員にツールの利用を定着させるうえで非常に重要です。専門的な知識が必要となる場合があるため、技術的なサポートが欠かせません。とくに導入初期に適切なサポートが受けられるかどうかは、システムを円滑に運用させるための大きなポイントです。
いつでもサポートしてもらえる環境があればSFAを有効活用できるので、サポートの有無も必ず着目しましょう。サポート体制(メールやチャット、電話、Web会議など)や内容、時間を事前に確認しておくのがおすすめです。
主要なSFA7選|費用や特徴を比較

ここからは、人気が高いSFA7製品を初期費用や月額費用の観点から比較します。
ツール名 |
初期費用 |
月額費用 |
GENIEE SFA/CRM |
要お問い合わせ |
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Sales Cloud |
要お問い合わせ |
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eセールスマネージャー |
無料 |
Remix Cloud(31名以上)
Remix MX(30名以下)
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Mazrica Sales |
無料 |
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FreeSFA |
無料 |
無料 |
JUST.SFA |
要お問い合わせ |
要お問い合わせ |
kintone |
無料 |
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※記事内の価格はすべて税抜価格です。
SFA導入の際は、ぜひ参考にしてみてください。
>>【2024年版】SFA(営業支援システム・ツール)おすすめ比較10選
1. GENIEE SFA/CRM
『
GENIEE SFA/CRM』は、定着率99%を誇る国産SFA/CRMです。すべての機能がシンプルで使いやすいため、ITリテラシーの低さからツールへの導入に踏み込めない企業でも安心して利用できます。必要最低限の機能に絞り、確実な定着を見込めるのが魅力です。
営業進捗やボトルネックポイントを迅速に可視化できるようになり、問題点を早期に発見し、適切な対策を講じることが可能になりました。引用:BOXIL |
また、大手SFAの3分の1の価格で利用できるので、コスト負担を心配している企業でも問題ありません。導入しやすい費用と定着しやすい機能に手厚いサポートが加わり、費用対効果が高いツールです。
情報漏洩リスクも少なくセキュリティ対策抜群です。まずは資料請求と無料トライアルをお試しください。
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2. Sales Cloud
『Sales Cloud』は、アメリカに本社を置くSalesforceのSFAです。世界で15万社以上の企業が導入しており、日本でも多くの企業に利用されています。
特定のニーズに合わせてカスタマイズできる柔軟性に優れ、ノーコードで編集可能なため、技術的な知識がなくても簡単に調整できる。引用:BOXIL |
あらゆるSFAの中でも料金が高めに設定されていますが、多機能でカスタマイズ性が高いのが特徴です。業務フローや商材に合わせて柔軟に設計できます。また、セキュリティ面でも安心のため、セキュリティ対策がしっかりとした企業への導入におすすめです。
>>セールスフォースは役に立たない?は本当か!??口コミや向いている企業の特徴を紹介
3. eセールスマネージャー
特徴 |
- ・導入実績5,500社以上
- ・サポート体制が充実
- ・入力項目が少なくわかりやすい
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初期費用 |
無料 |
月額費用 |
Remix Cloud(31名以上)
Remix MX(30名以下)
|
ホームページ |
https://www.e-sales.jp/ |
『eセールスマネージャー』は、サポート体制が充実したCRM/SFAです。導入、稼働、定着までの3段階のサポートで、利用継続率95%を実現しています。
ひとつのサービスでスケジュール全般をスムーズに管理でき、業務をより効率的に進めることが可能となっています。引用:BOXIL |
入力項目が少なくわかりやすく、一度のデータ入力で複数の情報を自動で更新できるのが特徴です。入力の手間が定着に結び付かないケースはよくありますが『eセールスマネージャー』なら最適化された導線設計で入力のステップが半分以下に減らせます。
4. Mazrica Sales
『Mazrica Sales』は、初期費用が無料の国産SFA/CRMです。「誰でも使えること、誰でも成果を出せること」をスローガンに、シンプルな構造を追究しています。
案件ボードにおいて一目で進捗状況が把握できるので、漏れや遅れを防げます。引用:BOXIL |
レポートとダッシュボードで、誰もがわかる形に可視化できるのがポイントです。
さらにAIが案件のリスク分析や類似案件を直接アドバイスしてくれるので、効率的に営業活動ができます。データの蓄積で終わらない次世代の営業支援ツールです。
5. FreeSFA
『Free SFA』は、訪問と架電に特化したオープンソースの営業支援システムで、無料で利用できるのが最大の特徴です。機能はシンプルですが、訪問予定を地図で確認できたり、顧客への架電履歴を社内で共有できたりします。
自由にカスタマイズできるため、自社用にカスタマイズして利用したい企業におすすめです。タブレット端末にも対応しています。
6. JUST.SFA
『JUST.SFA』は、自社オリジナルのSFAがノーコードで実現する営業支援システムです。
セールスフォースや他のSFAと比べても直感的に使い易く安価なツールであり、カスタマイズも簡単に出来る。引用:BOXIL |
通常SFAをカスタマイズする際はプログラミングの知識が必要となりますが、ノーコードでカスタマイズできるためプログラミングの知識が不要です。普段の営業活動で必要となる要素を簡単に追加できるのが特徴です。
7. kintone
『kintone』も、ノーコードでカスタマイズできるSFAです。特別な知識を必要としないため、ITに関する知識がない担当者、企業でも安心して導入できます。
kintoneの導入により、必要なアプリを社内で簡単に構築し、リアルタイムでのデータ共有が可能になりました。引用:BOXIL |
初期費用が無料かつ月額費用が1,000円/ユーザーと、少ないコストで利用できるのも特徴です。SFAの導入は料金面の負担が心配されますが『kintone』はカスタマイズ性は高いままコストの負担を抑えて導入できるのが魅力です。
自社の予算に合った費用のSFAを導入しよう

「SFAツール」と一口にいっても「機能を抑えた低価格帯」「中程度の機能を備えた中価格帯」「高機能で高価格帯」と、大きく分けて3つの価格帯があります。コスト面だけで判断すると低価格帯がお得に見えますが、機能やカスタマイズが制限されるデメリットもあります。
しかし、高機能な高価格帯でも、使いこなせなければ費用対効果が高いとはいえません。値段だけでなく機能やサポート面、使いやすさなども導入の際の判断材料にしましょう。
『
GENIEE SFA/CRM』は、スムーズな導入と定着をサポートする体制が整っている国産SFA/CRMです。高機能かつ柔軟なサポートで、コストパフォーマンスが抜群。無料トライアルも実施しているので、まずは使用感をお試しください。
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※本記事に掲載されている情報は作成時点での情報となります。最新の価格、サービス内容につきましては各社公式サイトの情報をご参照ください。