CRM(顧客管理システム)の導入費用はいくら?タイプ別の相場と内訳を解説
2024.09.09
CRM(顧客管理システム)の導入費用はいくら?タイプ別の相場と内訳を解説
CRMの種類や機能はさまざまで、導入にかかる費用も多種多様です。CRMを導入する際は、費用対効果の高い製品を選ばないとコストだけかかり、思ったような効果を得られないかもしれません。 本記事では、CRMの費用相場と内訳、費用対効果やおすすめツールを紹介します。費用面を中心に自社に合ったCRMの導入を検討したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
CRM導入にかかる費用相場と内訳
CRMは、大きく分けて3つのパターンがあります。それぞれ特徴が異なり、費用相場も内訳もさまざまです。特徴 | 費用相場 | |
クラウド型 | 費用が安く取り入れやすい | ・初期費用:無料~10万円
・月額費用:無料~1,000円/人 |
オンプレミス型 | カスタマイズ性が高くセキュリティ万全 | ・初期費用:50万円~200万円
・月額費用:5万円~30万円/人 |
自社開発 | 自社の完全オリジナルを開発できる | ・仕様要件の確定費用:20万円~25万円
・システム開発費用:60万円~75万円 ・テスト・改修費用:15万円~25万円 |
クラウド型CRM
クラウド型CRMは、顧客に関する情報をクラウド上で一元管理できるCRMです。オンプレミス型や自社開発よりも初期費用を抑えられ、手軽に導入できるのが特徴です。- 1. 初期費用:無料~10万円
- 2. 月額費用:無料~1,000円
- 3. オプション費用:お問い合わせ
1. 初期費用
クラウド型CRMの初期費用は、無料~10万円が一般的です。自社でハードウェアやソフトウェアを管理する施設を持たなくて済むため、初期費用が抑えられます。インターネット回線さえあれば利用可能なので、手軽に導入しやすい点がメリットです。
2. 月額費用
月額費用は無料~1,000円が相場です。管理するユーザー数に応じて月額費用がかかる場合が多く、5人までは無料、10人までは月34,800円など人数に対して費用が設定されています。初期費用が安くてもユーザー数に応じて価格が膨れる可能性があるため、システムを利用する人数を確認しておくことが大切です。
3. オプション費用
オプション費用は、お問い合わせが必要なケースが大半です。機能拡張やサポートの利用などにかかる費用で、支払わなくてもよいケースもあります。とくに明確な料金設定はないので、事前の確認が必要です。
オンプレミス型CRM
オンプレミス型CRMは、自社のサーバーに設置して運用するタイプのCRMです。クラウド型と比較すると高額であり、大企業やセキュリティを重視する企業でよく導入されています。- 1. ライセンス費用:2万円~10万円/人
- 2. サーバー費用:5万円~10万円
- 3. 年間保守費用:5万円~30万円
- 4. パッケージ費用:5万円~10万円
1. ライセンス費用
ライセンス費用は、システムを利用するユーザーごとにかかる費用です。システムを利用するために1人1ライセンスが必要で、その相場が1人あたり2万円~10万円となっています。契約は月単位・年単位・買い切りなどさまざまなので、オンプレミス型のCRMを導入する際は、ライセンス費用の使用期間も確認しておきましょう。
2. サーバー費用
オンプレミス型は自社でサーバーを用意する必要があるため、サーバーを購入する費用がかかります。サーバー費用の相場は5万円~10万円です。導入時に設置すれば、その後に継続的な支払いはありません。しかし、故障したときにメンテナンス費用がかかるため、修理費も考慮する必要があるでしょう。
3. 年間保守費用
年間保守費用は、安定した運用を確保するために重要なコストです。システムのメンテナンスやサーバーの定期点検など、1年間あたり5万円~30万円かかります。メンテナンス人材を確保するか、外部に保守業務を委託するかの2パターンが一般的です。
4. パッケージ費用
パッケージ費用は、ソフトウェア自体を購入する料金を指します。ライセンス費用とは別に必要で、相場は5万円~10万円です。自社開発のCRM
自社開発のCRMは、自社のニーズや要件に合わせてゼロから開発するタイプのCRMです。クラウド型とオンプレミス型とは異なり自由なカスタマイズが可能ですが、その分開発コストがかかります。- 1. 仕様要件の確定費用:20万円~25万円
- 2. システム開発費用:60万円~75万円
- 3. テスト・改修費用:15万円~25万円
1. 仕様要件の確定費用
仕様要件の確定費用は、20万円~25万円が相場です。ニーズや要件に合わせてシステムの設計や機能を決めるためのコストで、具体的な企画書の作成費用を表します。2. システム開発費用
システム開発費用は、60万円~75万円が目安です。仕様要件に沿って機能やレイアウトなどを開発する費用のことで、開発の規模に応じて費用が大きく左右されます。3. テスト・改修費用
開発後のシステムテストや改修にも別途費用が発生します。テスト・改修費用としては、15万円~25万円が一般的です。CRMはクラウド型とオンプレミス型のどちらがおすすめ?
CRMには3つのタイプがあり、なかでも人気を集めているのがクラウド型とオンプレミス型です。それぞれの違いは以下の通りです。項目 | クラウド型 | オンプレミス型 |
費用 | リーズナブルで導入しやすい | 初期費用が高い |
セキュリティ | ベンダーに依存する | 自社内で管理可能で安全性が高い |
カスタマイズ性 | 制限がある | 自由度が高い |
システムの保守管理 | ベンダーが行う | 自社で行う |
ハードウェアの用意 | 不要 | 必要 |
CRMの費用対効果
CRMは顧客情報を管理するだけでなく、営業活動に重要な分析にも役立ちます。そのため、コスト面で導入に踏み切れていない企業でも、利用する価値は十分にあります。 しかし、単に費用が安いCRMを選んだとしても、活用できなければ費用対効果が高いとはいえません。コスト面は重要な観点ですが、定着させることが何よりも大切です。CRMの導入にあたり、費用以外に見るべき項目は以下の通りです。
- ・使いやすい仕様か
- ・サポート体制が整っているか
- ・セキュリティ対策は万全か
おすすめのCRMツール7選
ここでは、おすすめのCRMを7つに厳選して紹介します。特徴や料金面の比較をもとに、導入の際の参考にしてみてください。ツール名 | 初期費用 | 月額費用 |
GENIEE SFA/CRM | お問い合わせ |
|
Sales Cloud | お問い合わせ |
|
kintone | 無料 |
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eセールスマネージャー | 無料 | Remix Cloud(31名以上)
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HubSpot | 無料 |
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Zoho CRM | 無料 |
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Mazrica Sales | 無料 |
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1. GENIEE SFA/CRM
特徴 |
|
初期費用 | お問い合わせ |
月額費用 |
|
ホームページ | https://chikyu.net/ |
2. Sales Cloud
特徴 |
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初期費用 | お問い合わせ |
月額費用 |
|
ホームページ | https://www.salesforce.com/jp/sales/ |
顧客情報の管理だけでなく、売上の予測管理や見込み客の管理までできるのが特徴です。 >>セールスフォースは役に立たない?は本当か!??口コミや向いている企業の特徴を紹介
3. kintone
特徴 |
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初期費用 | 無料 |
月額費用 |
|
ホームページ | https://kintone.cybozu.co.jp/ |
1ユーザーあたり月額1,000円~と、さまざまなCRMの中でもリーズナブルな価格で導入できる点が特徴です。
4. eセールスマネージャー
特徴 |
|
初期費用 | 無料 |
月額費用 | Remix Cloud(31名以上)
|
ホームページ | https://www.e-sales.jp/ |
また、サポート体制が充実している点も魅力です。開発から導入、サポートまでが一体となっているため、導入後も安心して利用できるでしょう。
5. HubSpot
特徴 |
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初期費用 | 無料 |
月額費用 |
|
ホームページ | https://www.hubspot.jp/products/crm |
最大100万件の顧客情報を登録できるほか、利用期限もありません。有料版にアップグレードすると、より高度な機能を利用できます。
6. Zoho CRM
特徴 |
|
初期費用 | 無料 |
月額費用 |
|
ホームページ | https://www.zoho.com/jp/crm/ |
7. Mazrica Sales
特徴 |
|
初期費用 | 無料 |
月額費用 |
|
ホームページ | https://product-senses.mazrica.com/ |
各担当の進捗状況が見やすい案件ボードで、リモートワークにも最適です。導入後はオンラインマニュアルに加え、無料のチャットサポートも利用できるため、困ったときも安心です。
費用対効果が高いCRMを導入して業務効率を上げよう
CRMには、費用負担が少なく取り入れやすい「クラウド型」や、カスタマイズ性が高くセキュリティ万全な「オンプレミス型」、完全オリジナルを開発できる「自社開発」があります。それぞれ特徴も費用相場も大きく異なるため、コスト面だけでツールの導入を検討するのはおすすめしません。導入時は費用に目が行きがちですが、実際は「定着させられるか」が重要なポイントです。長期的なコストパフォーマンスを視野に入れ、サポートが充実しているツールの導入をおすすめします。 『GENIEE SFA/CRM』は、充実したサポートで定着率99%を誇る国産SFA/CRMです。自社に適しているか知るためにも、まずは資料請求や無料トライアルで操作感を試してみてください。 >>「GENIEE SFA/CRM」の資料請求はこちら ※本記事に掲載されている情報は作成時点での情報となります。最新の価格、サービス内容につきましては各社公式サイトの情報をご参照ください。
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