
製造業におすすめのSFA8選!必要な理由や選び方、導入事例も紹介

製造業におすすめのSFA8選!必要な理由や選び方、導入事例も紹介
従来、SFAはITやサービス業などの営業活動が活発な業界で注目されていました。しかし、製造業においても営業プロセスの可視化や情報共有の円滑化が求められるようになり、SFAの導入が有効な手段となっています。
本記事では、製造業にSFAが必要な理由やツール選定のポイント、おすすめのSFAや導入事例を解説します。自社にSFAを導入すべきか悩んでいる製造業の方は、ぜひ最後までお読みください。
製造業にSFAが必要な4つの理由
製造業でSFAが必要になる理由は主に以下の4つです。
- 商談が長期化しても進捗管理できる
- 商談の属人化を防げる
- 技術部門との連携が容易になる
- 製造現場と時間をかけずに連携できる
SFAの必要性を確認していきましょう。
1.商談が長期化しても進捗管理できる
製造業の商談は、商社や代理店、協力会社など多くの企業が関与します。そのため、契約が決まるまで時間がかかる傾向にあり、商談が長期化しやすいのが特徴です。適切な進捗管理ができていないと、情報共有の不備によって商談が停滞したり、重要な交渉のタイミングを逃してしまったりするリスクがあります。
SFAを活用することで、商談の進捗状況をリアルタイムで可視化できます。長期間にわたる商談でも営業チーム全体で情報を共有できるため、生産性の向上につなげられるでしょう。
>>【画面付き】SFAで案件管理する方法!Excelの課題や活用ポイントも紹介
2.商談の属人化を防げる
属人化は、顧客や商談に関する情報が、特定の営業担当者ひとりに依存した状態を指します。商談の長期化により、マネジメント側から進捗状況が確認できなくなると、属人化が発生する恐れがあります。
業務が属人化するデメリットは以下の通りです。
- 組織内での情報共有が滞る
- 顧客への提案や対応の質が営業担当者ごとにバラつく など
SFAを導入すると、営業活動や商談に関する情報を一元管理できるようになり、組織内での情報共有が促進されます。結果、過去の商談データや適切なアプローチも共有され、営業活動の属人化を防げるでしょう。
3.技術部門との連携が容易になる
製造業の営業活動では、顧客から製品に関する専門的な質問やカスタマイズの要望を受けることがあります。しかし、営業担当者だけでは技術的な詳細について即答できないケースも珍しくありません。そのため、技術部門へ質問事項について確認する必要があり、都度余計な時間がかかることが問題視されています。
SFAを導入すると、技術部門が入力した情報もリアルタイムで共有・確認できるようになります。営業と技術部門の連携が強化され、顧客への提案の質が向上するだけでなく、商談のスピードアップにもつながるでしょう。
4.製造現場と時間をかけずに連携できる
営業担当者と製造現場の連携が不十分だと、以下のような問題が発生します。
- 製造現場のリソースを正しく把握せずに案件を受注してしまう
- 製造現場では対応できない仕様や納期を顧客に提示してしまう
SFAを活用すれば、商談に必要な情報をリアルタイムで共有できる環境を構築可能です。営業担当者はSFA上で最新の生産能力や在庫状況を確認しながら商談を進められるため、無理のない受注対応が可能となり、顧客にも正確な納期を案内できます。
製造業で利用するSFAを選ぶ際のポイント
製造業でSFAを導入する際のポイントは主に以下の3つです。
- 操作性を確認する
- カスタマーサポートを確認する
- 連携できるシステムを確認する
SFAツールの選定時は、これらのポイントも確認しながら比較しましょう。
1.操作性を確認する
操作性が悪いSFAを導入すると入力作業が煩雑になり、営業担当者がツールを使いこなせません。結果、現場での利用が進まない恐れがあります。そのため、以下のポイントに着目し、ツールを選ぶのがおすすめです。
- 案件情報や顧客情報を簡単に入力できるか
- 直感的に操作できるデザインになっているか
- 主要な機能がすぐに見使えるか
- モバイルアプリが使いやすいか など
ホームページや資料の情報だけでは判断できない部分もあります。その場合は無料トライアルを活用し、実際の使用感を営業担当者から聞いてみるのも大切です。
2.カスタマーサポートを確認する
SFAは導入してすぐに効果を発揮するわけではなく、運用を定着させるまでに一定の時間とサポートが必要になります。そのため、SFAを導入する際には、カスタマーサポートの充実度も事前に確認することが大切です。
一般的なSFAベンダーからのカスタマーサポートは以下の通りです。
- システム障害時のトラブル対応
- メールや電話、チャットでの相談窓口
- 管理者向け、営業担当者向けの操作研修
- システム設定やカスタマイズのアドバイス など
導入後に「サポートが不十分でツールをうまく活用できなかった」とならないよう、ベンダーからの支援も確認しましょう。
>>SFAが定着化しない原因は?解決策や具体的なステップ、成功事例を紹介
3.連携できるシステムを確認する
製造業における営業活動は、生産状況や在庫管理、技術的な仕様変更など、さまざまな部門との連携が必要です。そのため、生産管理システムや在庫管理システム、ERPなどとSFAが連携可能かどうかもチェックすることが大切です。
SFAによっては、APIやプラグインを活用し、他のシステムと簡単に連携できるツールもあります。SFAベンダーにも直接質問し、必要な要件を満たしているツールを導入しましょう。
製造業におすすめのSFAツール8選
製造業におすすめのSFAは以下の8つです。
- GENIEE SFA/CRM
- Sales Cloud
- Zoho CRM
- eセールスマネージャーRemix Cloud
- Mazrica Sales(旧:Senses)
- ネクストSFA
- WaWaFrontier
- kintone
SFAツールの導入を検討している方は、比較検討時の参考にしてみてください。
>>【2025年版】SFA(営業支援システム・ツール)おすすめ比較10選
1.GENIEE SFA/CRM
『GENIEE SFA/CRM』は、SFAとCRMが一体化した営業支援ツールです。使いやすさを重視したシンプルなUIが特徴であり、ベテランの営業担当者でも直観的に操作可能です。
導入初期はオンボーディング支援として、一定期間の定着支援を提供しています。導入後もメールやチャットによる問い合わせを受け付けており、導入~運用まで企業のSFA活用を支援します。
月額3,480円から利用でき、大手SFAツールと比較すると約1/3のコストで導入可能です。そのため、はじめてSFAを導入する企業にもおすすめのツールです。
>>「GENIEE SFA/CRM」の無料トライアルはこちら
2.Sales Cloud
『Sales Cloud』は、Salesforce社が提供する営業支援システムです。世界15万社以上の導入実績を持ち、業界トップクラスのシェアを誇るツールとして知られています。高いカスタマイズ性が特徴であり、業種や企業の規模を問わず柔軟に対応できます。
また、Salesforce社製のツールはもちろん、外部システムとの連携も可能です。そのため、在庫管理システムや販売管理システムといった既存システムとも連携できます。信頼できる大手SFAを導入したいと考える企業にとって、おすすめのツールです。
>>セールスフォースの特徴は?大手SFAの機能・料金・サポートを解説!
3.Zoho CRM
『Zoho CRM』は、世界25万社以上の企業に導入されているクラウド型のSFA/CRMツールです。直感的な操作性と高いカスタマイズ性が特徴で、企業の営業プロセスに柔軟に対応できるのが強みです。
カスタマーサポートを利用すれば、「自社で活用しているシステムと連携したい」「短期間でSFAを導入したい」というニーズにもこたえられます。無料プランや15日間のトライアルも用意されており、まずはSFAを試してみたい企業にも適しています。
4.eセールスマネージャーRemix Cloud
『eセールスマネージャーRemix Cloud』は、ソフトブレーン株式会社が提供する国産のSFA/CRMツールであり、導入実績は5,500社以上にのぼります。SFAをはじめて導入する企業でも安心して使えるよう、充実したサポート体制を提供しています。
専任アドバイザーのサポートを利用すれば、各企業の業務に合わせた活用方法を提案してもらえるでしょう。また、企業が独自に導入している基幹システムとのデータ連携も可能であり、営業活動だけでなく組織全体の業務効率化を実現します。
5.Mazrica Sales(旧:Senses)
『Mazrica Sales』は、株式会社マツリカが提供するクラウド型SFAです。案件管理では、ドラッグ&ドロップでステータス変更ができるため、直観的に進捗管理を行うことが可能です。
また、SlackやGmail、Googleカレンダーなどの一般的なビジネスツールと連携できます。さらに、API連携を活用すれば、企業独自の業務システムとも統合できるため、営業業務の効率化をよりいっそう促進できます。営業業務の効率化やデータの一元管理を目指す企業にとって、有力な選択肢となるでしょう。
6.ネクストSFA
『ネクストSFA』は、株式会社ジオコードが提供するSFAとCRM、MAを統合したオールインワン型のクラウドツールです。ドラッグ&ドロップでの案件管理や、視認性の高いインターフェースが特徴で、初心者でも簡単に操作できる設計になっています。
また、カスタマーサポートでは、専任の担当者が1名以上つく手厚いサポート体制を提供しています。導入時のキックオフミーティングや、定期的な会議、マニュアル作成といったサポートが無料で提供され、システムの定着率は98.7%と非常に高いのが特徴です。
7.WaWaFrontier
『WaWaFrontier』は、株式会社アイアットOECが提供する手頃な価格とシンプルな操作性を兼ね備えたSFAです。「WaWaOffice」シリーズと呼ばれる以下のツールとスムーズに連携できるのが大きな特徴です。
ツール名 | 特徴 |
WaWaOffice | 社内で情報共有を行うグループウェア |
WaWaFlow | 申請業務を効率化するワークフロー |
WaWaD-Be | Web上での情報共有を支援する簡易データベース |
SFAを中心に、組織内のシステム連携を強化したい企業におすすめのツールといえます。
8.kintone
『kintone』は、サイボウズ株式会社が提供するクラウド型業務アプリ作成ツールです。ノーコード・ローコードでカスタムアプリを作成できるため、営業支援(SFA)としても活用できます。
kintoneでは、導入前の相談から運用サポートまで充実したカスタマーサポートを提供しています。
- 電話・メールでの問い合わせ対応
- 無料セミナーや学習コンテンツといった初心者向けのサポート
- パートナー企業が導入・運用を支援するオフィシャルパートナー制度 など
自社のニーズに沿った、カスタマイズ可能な業務管理ツールを求めている企業におすすめのツールです。
製造業におけるSFA導入事例
製造業でのSFA導入事例として、以下の2つを紹介します。
- 営業部門と製造部門、開発部門の連携を実現
- 長期化した商談もSFA上で進捗管理
製造業でSFAの導入を検討している方は、これらの事例も参考にしてみましょう。
営業部門と製造部門、開発部門の連携を実現
引用元:株式会社ヒューテック
株式会社ヒューテックは、1977年から製造業向けの検査装置を開発・販売する企業です。従来の業務では、営業・製造・開発部門の間で情報共有がスムーズに行えず、対応の遅れや伝達ミスの発生という課題を抱えていました。
『GENIEE SFA/CRM』の導入により、部門間の情報共有がリアルタイムで行える環境の構築を実現。製造・開発部門が登録した不具合情報や修理履歴を、営業部門が即時に確認できるようになり、顧客対応のスピードが向上しています。
>>部門を横断したSFA/CRM活用で、営業個人への独りよがりな営業戦略から脱却
長期化した商談もSFA上で進捗管理
生田産機工業株式会社は、銅や銅合金などの金属生産設備をオーダーメイドで設計・製造する企業です。同社では営業活動において、打ち合わせから発注・納入まで2〜3年かかる商談が一般的であり、各商談の進捗状況が把握できない課題を抱えていました。
そこで『GENIEE SFA/CRM』を導入し、商談の進捗を細かく管理できる体制を構築。これまで埋もれていた案件の可視化にも成功し、商談の取りこぼしを防ぐ仕組みを確立しています。
>>案件の長期的な後追いが可能に!「GENIEE SFA/CRM」を活用し商談機会の取りこぼしを防ぐ
製造業はSFAを導入し業績向上を目指そう
製造業においても、営業活動の効率化や情報共有の強化でSFAは効果的です。SFAを活用することで、長期化しやすい商談の進捗管理や営業の属人化防止、技術部門や製造現場とのスムーズな連携が可能になります。SFAツールを選定する際には、操作性やカスタマーサポートの充実度、他のシステムとの連携性などを考慮しましょう。
『GENIEE SFA/CRM』では、充実したカスタマーサポートを提供しており、定着率は99%を誇ります。また、APIを活用することで、企業がすでに導入している既存システムとも連携可能です。製造業での導入事例も多数あるので、まずは資料請求や15日間の無料トライアルでお気軽にお問い合わせください。
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