セキュリティに優れたおすすめのSFAツール7選!リスクを低減する機能も紹介
SFAは営業活動の効率化や顧客管理の高度化を実現することから、導入を検討している企業も少なくありません。ただ、顧客情報や営業データなど機密性の高い情報が蓄積されるため、セキュリティ対策が極めて重要です。
適切なセキュリティ対策が講じられていないと、情報漏洩やサイバー攻撃といったリスクに直面する可能性が高まります。本記事では、SFAツールのセキュリティ対策が重要な理由や必要な機能、おすすめのツールについて詳しく紹介します。
組織で活用するSFAツールのセキュリティが甘かった場合、以下3つのリスクが懸念されます。
こうしたセキュリティリスクは、ExcelやGoogleスプレッドシートなどを用いている場合でも懸念すべき項目です。SFAツールの活用を検討している方だけでなく、顧客情報を取り扱うすべての方が必見の内容なので、ぜひ読み進めてみてください。
SFAには顧客データや企業情報、担当者、商談記録などの重要な情報が集約されています。セキュリティ対策が甘いと、情報漏洩によってこれらの情報が外部に流出する可能性があります。
具体的には、以下のようなケースで情報が漏洩するかもしれません。
もし顧客情報が社外に流出すると、事業の運営に損失をもたらすだけでなく、顧客や社会から信頼を失う恐れもあります。
もしSFAが外部からのサイバー攻撃を受け、内部のデータが破壊や改ざんされてしまうと、ツールから必要な情報を参照できなくなってしまいます。こういった状態になると、SFA内の情報は信頼性がなくなり、組織ではSFAの利用を中断しなくてはなりません。
結果、顧客への提案の質が悪化したり、新規営業の獲得数が減ったりと、コア業務への悪影響が懸念されます。たとえ新しいツールを再度導入しなおすとしても、正しい使い方や効果的な活用法を従業員へ浸透させるまでには時間がかかります。
情報漏洩が発生した場合、原因の調査や顧客への問い合わせ対応など、さまざまな事後対応が必要になります。加えて、再発防止のため、新たなセキュリティ対策の策定と実施も求められます。
これらの対応はコア業務よりも優先して実施しなければならないケースも多く、新たなセキュリティ対策が社内に浸透するまでは、業務の生産性が低下してしまうでしょう。
営業部門の生産性低下は企業全体の業績に大きな影響を与えます。そのため、高いセキュリティ機能を有するSFAツールを導入することで、未然に防ぐことが大切です。
SFAツールに必要なセキュリティ機能は以下の3種類に分類されます。
機能名 | 概要 |
不正アクセス防止機能 | 事前に認可しているユーザーや端末のみがSFAツール内にアクセスできるようにする機能 |
権限制御機能 | ユーザーの組織や役職などによって、閲覧・操作できる情報を管理する機能 |
データ暗号化機能 | SFA内で扱っている情報やデータを暗号化して、データ漏洩時のリスクを抑える機能 |
各機能の概要を押さえ、SFAツールに必要な機能やその役割を把握しましょう。
不正アクセス防止機能は、SFAツールにおいて外部や内部からの不正なアクセスを防ぐためのセキュリティ機能です。主な不正アクセス防止機能として、以下の4種類があげられます。
機能名 | 概要 |
多要素認証 | パスワードや携帯端末本体など、複数の要素を組み合わせて認証する機能 |
IPアドレス制限 | 特定のIPアドレスからのみアクセスを許可する機能 |
ファイアウォール | 外部からの不正アクセスをブロックする機能 |
WAF | Webアプリケーションへのサイバー攻撃を防ぐ機能 |
これらの機能を組み合わせることで、SFAツールのセキュリティレベルを向上させられ、企業の営業データを保護することが可能です。
権限制御機能とは、各ユーザーやグループに対してアクセス可能な情報や操作可能な機能を制限するセキュリティ機能です。たとえば、経営層には売上データの閲覧と編集権限を付与し、一般社員には必要最低限のデータのみアクセスを許可する、といった設定が可能です。
SFAツールには、顧客情報や商談履歴、売上データなど、機密性の高いデータが含まれています。適切な権限制御によって情報漏洩や不正行為のリスクを抑えられ、業務の効率化とリスクの最小化を実現できるでしょう。
暗号化機能とは、SFA内の情報やデータを第三者が解読できない形に変換することで、情報漏洩のリスクを低減するセキュリティ機能です。暗号化機能では主に3種類のアプローチがあります。
機能名 | 概要 |
データの暗号化 | 情報が外部に流出しても解読されないよう、データを変換する |
通信暗号化 | 通信経路を暗号化し、インターネットを介してデータをやり取りする際の盗聴や改ざんを防ぐ |
ディスクの暗号化 | SFAサービスを提供しているベンダーのデータセンターにあるハードディスクを暗号化し、物理的な紛失や盗難のリスクを抑える |
暗号化機能を備えたSFAツールを導入することで、セキュリティリスクを最小限に抑えられます。
SFAツールを選ぶ際には、セキュリティ機能の充実性だけでなく、プライバシーマーク(Pマーク)やISMSなどのセキュリティ資格を取得しているかどうかも確認しましょう。これらは第三者機関の承認によって発行される資格であり、高いセキュリティ体制を有していることを証明しています。
以上の観点からセキュリティに優れたおすすめのSFAツールは以下の7つです。
各ツールの特徴を順番に解説します。
セキュリティが充実したCRM7選|重要性や導入前の確認項目を紹介
『Sales Cloud』はSalesforceが提供するSFAツールです。多要素認証やIPアドレス制限、ユーザーへのデータアクセス権の付与など、一般的なセキュリティ機能は網羅されています。
以下のようなセキュリティ機能も備えられており、不審な動きが見受けられた際、即座に検出する仕組みを構築できます。
機能 | 特徴 |
セッション管理 | ツール内でのユーザーの操作状況を監視する |
リアルタイムイベント監視 | データへのアクセス状況をモニタリングする |
世界中で支持されているSFAツールであるため、どのSFAツールを導入しようか悩んでいる方は、一度選択肢に入れてみるとよいでしょう。
参照:Salesforce セキュリティガイド|Salesforce
『GENIEE SFA/CRM』は、営業活動の効率化と業績向上を実現する国産のSFA/CRMツールです。特徴的なセキュリティ機能は以下の42つです。ただし、利用できるセキュリティ機能については、契約プランによって異なるため注意しましょう。
機能 | 特徴 |
項目アクセス権限 | ユーザー単位だけでなく役職や部署単位で情報へのアクセス・編集権限を与える |
IPアドレス制限 | 特定のIPアドレスからのアクセスのみを許可し、それ以外からの接続を制限する |
SSO | 1度のユーザー認証で複数のシステムやアプリケーションにアクセスできるようにする |
二要素認証/多要素認証 | パスワードに加えて、別の認証要素(スマートフォンの認証アプリ、指紋認証など)を組み合わせて本人確認を行う |
また『GENIEE SFA/CRM』を提供する株式会社ジーニーはプライバシーマーク(Pマーク)を取得しており、高いセキュリティ基準をもとに顧客へサービスを提供しています。
資料請求や無料トライアルも対応していますので、詳細を知りたい方は以下よりお気軽にお問い合わせください。
>>「GENIEE SFA/CRM」の無料トライアルはこちら
『Zoho CRM』は、世界中で25万社以上が導入している顧客管理システムです。SFAとしても活用でき、機能性やセキュリティ面から多くの企業から支持されています。
主なセキュリティ機能は以下の3つです。
機能 | 特徴 |
監査ログ | ユーザーが行ったデータの作成や更新、削除などの操作がすべて記録される |
データ暗号化 | 顧客情報や取引データなど機密性の高い情報を暗号化して保護する |
定期的なデータバックアップ | 一定周期でデータのバックアップが実行される |
参照:顧客管理システムのセキュリティを万全に | Zoho CRM
IPアドレス制限やアクセス制限などの一般的なセキュリティ機能も有しているため、高度なデータセキュリティ対策が施されているといえるでしょう。
『eセールスマネージャーRemix』は、ソフトブレーン株式会社が提供するSFAツールです。導入実績は5,500社以上を誇り、日本国内の幅広い業界、企業で使用されています。
多要素認証やユーザーごとの権限制御機能など、一般的なセキュリティ機能は網羅しており、ベンダーはISMS認証を取得しています。そのため、企業単位で高い情報セキュリティ管理体制が確立されているといえるでしょう。
参照:セキュリティと運用基盤 - CRM/SFAツール - eセールスマネージャーの機能 - 【公式】eセールスマネージャー | ソフトブレーン株式会社
『Mazrica Sales』は、株式会社マツリカが提供するクラウド型のSFAツールです。現場の使いやすさを重視して設計されており、直感的な操作性が特徴です。
『Mazrica Sales』は、データ・通信の暗号化やシステムログの記録、多要素認証、バックアップの実行など、幅広いセキュリティ機能を網羅しています。こうした取り組みもあり、株式会社マツリカはISMSとプライバシーマーク(Pマーク)の両方を取得しており、高いセキュリティ体制を確立しています。
営業活動の効率化と安全なデータ管理を両立させたい企業に魅力的なSFAです。
参照:セキュリティへの取り組み | SFA/CRMツールならMazrica Sales
『kintone』はノーコード・ローコードで業務アプリを作成できるクラウド型ツールです。
IPアドレス制限や多要素認証といった一般的なセキュリティ機能以外にも、セキュアアクセスという機能も備えられています。セキュアアクセスは、クライアント証明書を用いて接続端末を認証する仕組みです。IPアドレス制限と組み合わせることで、より安全に社外からアクセスできる体制を確立できるでしょう。
ベンダーであるサイボウズ株式会社はISMSを取得しており、高いセキュリティを有しているといえます。
『楽楽販売』は、株式会社ラクスが提供するクラウド型販売管理システムです。販売管理や案件管理、顧客管理など幅広い業務を一元化できるのが特徴です。
アクセス権限の細分化や操作ログの記録、IPアドレス制限、定期的なバックアップなど、セキュリティ機能が充実しており、データの安全性を確保しています。
対応できる業務範囲の広さやコストパフォーマンスに優れていることから、社内のデータをひとつのシステムで一元管理したい企業におすすめのツールといえるでしょう。
参照:安心・安全のセキュリティ|クラウド型販売管理システム「楽楽販売」で販売管理、受発注管理、売上管理業務を効率化
SFAは、営業活動や顧客管理を効率化するために欠かせないツールです。しかし、セキュリティ対策を怠ると情報漏洩やサイバー攻撃などの深刻なリスクにさらされる恐れもあり、高度なセキュリティ機能が求められます。
具体的には、不正アクセス防止機能や権限制御機能、暗号化機能といったセキュリティ機能が備えられたSFAを中心に比較していくとよいでしょう。
『GENIEE SFA/CRM』は、これらのセキュリティ機能を有しています。さらに、ベンダーである株式会社ジーニーはプライバシーマーク(Pマーク)を取得しており、セキュリティ面で高い信頼を獲得しています。
以下のリンクより15日間の無料トライアルや資料請求の問い合わせができるため、気になる方はぜひ詳細をお確かめください。
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